
Space Designer の IR(インパルスレスポンス)パラメータ
を操作する
Space Designer では、録音した IR ファイルまたは独自の合成 IR を使用できます。
エンベロープおよびメインディスプレイの左側の円形の領域には、IR パラメータ
が格納されています。これらを使うと、IR モード(IR Sample モードまたは
Synthesized IR モード)の指定、IR の読み込みまたは作成、サンプルレートと長さ
の設定ができます。
• 「IR Sample」ボタンおよび「IR Sample」メニュー: 「IR Sample」ボタンをク
リックすると、IR Sample モードに切り替わります。IR Sample モードでは、IR
サンプルを基に、残響効果が生成されます。「IR Sample」ボタンの横の下向き
の矢印をクリックすると「IR Sample」ポップアップメニューが開きます。この
ポップアップメニューでは、IR サンプルの読み込みと操作ができます。
Space
Designer の IR Sample モードで作業する
を参照してください。
• 「sample rate」スライダと「preserve length」ボタン: 「sample rate」スライダ
では、読み込んだ IR のサンプルレートを指定します。「preserve length」ボタ
ンを有効にすると、サンプルレートが変更されても IR の長さは維持されます。
Space Designer の IR サンプルのレートを設定する
を参照してください。
• 「Length」フィールド: IR の長さを調整します。
Space Designer の IR の長さを
設定する
を参照してください。
113
第 7 章
Space Designer コンボリューションリバーブ

• 「Synthesized IR」ボタン: クリックすると、Synthesized IR モードが有効になり
ます。新しい合成 IR が生成されます。これは、「Length」、エンベロープ、
「Filter」、EQ、および「Spread」パラメータの値に基づいています。
Space
Designer の Synthesized IR モードで作業する
を参照してください。
メモ: 読み込んだ IR サンプルと合成 IR を自由に切り替えることができます。また
その際、切り替わったほうの設定も失われません。詳細については、
Space Designer
の Synthesized IR モードで作業する
を参照してください。
重要:
リアルタイムでオーディオをコンボリューションするために、Space
Designer ではまず、インパルスレスポンスに対するパラメータの調整結果が計算
されます。パラメータの編集後はこの計算のために多少の時間がかかります。計
算の進捗状況は青い進行状況バーで示されます。パラメータ編集の後処理を行っ
ている間も、パラメータの調整を続けることができます。計算が始まると、青い
バーが赤く変化し、計算の開始を知らせます。