
AB マイキングを理解する
AB 録音では、2 つのマイク(一般に無指向性ですが、極性は使用できます)を中
央から均等に配置し、音源に正対させます。マイク間の間隔が、全体的なステレ
オ幅とステレオフィールド内の楽器の位置感覚に大きく影響します。
一般に、AB 技術はオーケストラの 1 つのセクション(弦楽器など)や、少人数
のボーカルグループの録音に使われます。また、ピアノやアコースティックギ
ターの録音にも効果的です。
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第 8 章
スペシャルエフェクト/ユーティリティ

AB はフルオーケストラやグループの録音にはあまり向いていません。中心から
外れた位置にある楽器のステレオ音像(位置)が不鮮明になりがちだからです。
また、モノラルへのミックスダウンにも向いていません。チャンネル間の位相が
打ち消されるおそれがあります。