Delay Designer のマスターセクションを使う
マスターセクションには、2 つのグローバル関数のパラメータがあります。ディ
レイフィードバックとドライ/ウェットのミックスです。
シンプルなディレイの場合、ディレイをリピートするにはフィードバックを使用
するのが唯一の方法です。Delay Designer は 26 のタップを備えているため、これ
を使ってリピートを作成できます。個々のタップにフィードバック動作の指示を
する必要はありません。
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第 2 章
エコーエフェクト
また、Delay Designer のグローバルなフィードバックパラメータを使用すると、
ユーザが定義した 1 つのタップの出力をエフェクト入力経由で送り返し、自律的
なリズムやパターンを作ることができます。この種類のタップは
フィードバック
タップと呼ばれます。
• 「Feedback」ボタン: フィードバックタップを有効または無効にします。
• 「フィードバック・タップ」ポップアップメニュー: フィードバックタップ
用のタップを選択するために使います。
• フィードバック・レベル・ノブ: フィードバックレベルを設定します。Delay
Designer の入力に戻される前に、フィードバックタップの出力レベルを調整で
きます。
• 値が 0 %のときは、フィードバックが発生しません。
• 値を 100 %にすると、フル音量で Delay Designer の入力にフィードバックタッ
プが送られます。
メモ: フィードバックがオンの最中にタップパッドでタップの作成を開始する
と、フィードバックは自動的にオフになります。タップパッドでタップの作成
を停止すると、フィードバックは自動的にオンに戻ります。
• 「Mix」スライダ: ドライ入力信号と処理後のウェット信号のレベルを個別に
設定します。